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オリハルコンのお話 [読み物]

 ボクのくらいの年齢ですと、小学校にあがるくらいの頃

「海のトリトン」というアニメがありましてね。 主人公が持っている短剣の素材が、そのオリハルコンだったのであります。

そんなわけで、このなんだかすごそうな金属(だと思ってた)であるオリハルコンは、koba少年の記憶に特別な記憶として刻まれたのであります。

で、本日の話題は、オリハルコンのその後・・・と言いますかを語ってみたいと思います。

実は、このオリハルコンという金属にはいくつかの説があって、一つはアトランティス関連の夢の素材の伝説として紹介されているそうです。

そしてもう一つ、こちらは非常に現実的でしてね・・・・

 

もったいつけていますが、その正体は「真鍮」だと言われています。

はい、真鍮、 ブラスですね。

別名、黄銅とも言われてますし、赤っぽいモノは丹銅とも言われていますな。身近なところでは5円玉ですね~。

真鍮にはいろいろと言われていることがありまして、ちょっとしたファンタジーの世界が広がっているんです。

かつて、錬金術が盛んだった頃に、銅を金に変える方法っていうのが、この真鍮を使っていたんだそうです。 銅を液体につけると銀になり、それをあぶると金になるって具合なんですけどね。まあ、銅に亜鉛メッキをして、それをあぶると真鍮ができるって具合だと思うのですが、目の前で銅が銀になって、さらに金に変わるのですから、説得力は合ったでしょうねえ~。これを時の権力者たちの前でやったんだろうね~。

錬金術が出てきましたので、これもまた真鍮の話でふくらませてみましょうかね。

錬金術・・・えーごではアルケミーって言うのはご存じですよねえ~。

真鍮は、磨きますと金色に光りますので、「金」っぽく見えますよね。

 ブラスバンドのブラスは、真鍮の意味なのでしてね。 この真鍮・・・いわゆる、金管楽器をみがきたおして、金の如くぴかぴかにした状態を、これまたアルケミーと呼ぶのでありまして・・・。 まあ、真鍮が磨かれて、金のイミテーションと言いますか代用品として活躍してきた歴史が長いと言うことなのかと思ったりして・・・。

 さて、歴史はこれくらいにして、真鍮を、リールを作る立場からちょっとお話ししてみましょうかね。

 磨けば光る、使い込めば渋くなる・・・嗜好を満たすと言う点では、非常に優れた素材なんですね。最近、価格が高騰しているのが残念なのですが・・・。 

 ただ、真鍮は、非常に比重が高くて、8以上あります。アルミは2.8くらいですから、下手をすると3倍にもなるんですね。単純に、アルミで100gのリールなら、同じ設計で真鍮で作ると300gになるって事ですからねえ~。

色合いというか、雰囲気は非常に良い素材ですから、ブラスを使いたいのは山々なのですが、この重量をある程度クリアすることが必要となりましてね。たいていブラスを多用したリールでは、根性の肉抜きが必要となってしまいます。

その重量ゆえに、ブラスを多用したリールは、ロッドとのバランスを言ってしまうと、バンブーとか、一昔前のグラスのロッドとはマッチングしやすいのですが・・・・グラファイトの軽い竿だと・・・・

 いや、選択肢は一つあります。

 「根性入れて振る」 ってことですかね。

ええ、ロッドとのバランスはともかく、腕を鍛えておけば大丈夫、多少の重量差は、きっとのみこんでくれることでしょう・・・・。

 

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