一体型のフット [加工の話]
土曜は病院に行ってきました。 といっても、2ヶ月に一度の通院で、さんざん待って、診察室に入ると「はい、はい」で終わってしまうというやつでして、なんとも・・・。
余談ですが、この病院はこの前の雪の除雪ができなかったようでして、駐車場の車を止めるところに雪が残っていて・・・・車が日陰を作るので、駐車スペースに雪が残っちゃうんだね。
おじさんが、出られなくなってました。まあ、氷で額縁になっているところに入れちゃったんだから、それりゃ動かなくなるわな。
てことで、善人ぶっているボクは、おじさんの車を押して出してやりましたが・・・血圧が上がってしまった・・・・。
さてそれはともかく、リールの組立に入りましたが、フットの数が1つだけ不足しておりましてね。
アルミの一体型のフットね。
401と、441、471、そして新型がこの手のフットなのですが、新型用のが1つ足りない。
このフット、アルミの8mm板から削り出すのでありますが、少々やっかいなことがあります。
リールシートに乗せるために、円弧の溝を切る加工をするときに、てきと~にやってしまうと、後々泣きを見ることになるのです。
それは、溝と言っても円弧なので、切り終わりというか縁というか・・・が、平行かつ深さが等しい状態に加工できないと、フットになったときに円弧の溝がフット内で収まらなくなってしまうのですよ。
ずるをして、一見、収まっているっぽく見せることもできなくはないのですが、所詮反則技でして、たいていすぐばれてしまうのが、リールのさだめでございましてね~。
つまり、その「ずる」な修正は、曲がった円弧の溝に合わせて面を作るので、平面ではないのですわ。机にフットを下にしてリールを置くと・・「なんかカタカタ揺れるよ~」ということになるのであります。
フットとピラーを接合する構造ならそれほどでもないのですが、今回制作するような、ピラー一体型の場合は、そのへんのごまかしがきかないため、段取りを慎重にする必要があります。
こんな感じで、ダイヤルゲージを使って追い込みます。どこまで追い込むかは、ボクの場合は自己基準でしかないのですが、便宜的に0.05以下にしてます。 まあ、精神衛生上の問題かもしれませんが・・。
ああ、ボクの場合は、フライス盤の剛性が低いので、旋盤で切削しているんです。
段取りは、早いときで15分、悩むと・・・1時間近くかかったこともあります・・。
とはいえ、段取りをしっかりすれば、安定して加工ができるのは言うまでもありませんから、当然、一度段取りをしたら、それなりの数を流しておくのは定石であります。
そんなわけで、今回はまとめて10個加工しました。
このあとは、さほど段取りには時間がかからないので、必要な数だけ作ることにしています。
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