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はやぶさ [読み物]

 サッカー勝ちましたね。ボクはサッカーはまったく興味がないのですが、日本が、日本人ががんばっているのは、すごく気持ちが良いので「へーすごいじゃん!」ってな感じで静かに喜んでおります。

 さて、本日は、ちょっとさかのぼって「はやぶさ」のお話を・・。

年甲斐もなく、今回のこのニュースで感動して泣きそうになりました。
このプロジェクトに関わった技術屋さんは、どんなにかうれしかったことでしょう。
小惑星に着陸・帰還なんて「すげー計画だなあ~」と思っていましたが、いろいろあって・・・・・・
相次ぐトラブルで絶望視されていた帰還がかなったのですから。しかも「改造魔」的な布石が功を奏したなんて、できすぎとさえ思うところです。
ボクが幼少の頃、アメリカは月へ行きました。そして同時期、我が国はおもちゃのようなロケットを飛ばしていました。その差に愕然としたものですが、ここまできたのですねえ。
考えてみますと、敗戦で空モノの開発スタートはすごく遅かったでしょうから、そこからよくぞ、よくぞここまでと、ニュース映像を見て思ってしまったんですねえ。技術立国としての底力を見た感があります。


まったく畑違いではありますが、ボクも技術屋のはしくれなので、技術屋がチャレンジしてそれを成し遂げることがどういうことがよくわかっているつもりです。

技術屋のいうチャレンジとは、発想した時点では確実に「夢物語」です。それをトライして失敗して・・・改良して・・・そして、うまくいけば最終的に成し遂げる。これの繰り返しです。

ところが、その「夢物語」は現実になったとたん、つまり、新技術というものは、あっという間に輝きを失い、「あたりまえ」のことになります。得てして、有用な技術ほど、新技術として光り輝いている時間は短いように思えます。
たちまち、後発の技術によって磨かれ、完成度の高いものになっていくわけです。

 しかし、ここで重要なのは、なんでも一番最初にやったことであります。どこかで「2位じゃだめなのか」なんて見当違いなことを言った素人がいましたが、技術の世界では1番の人だけが特許をとれます。しかも基本的な。 まあ、2位以降はビケまでみんな同じってことですね。
技術開発というのは、金喰い虫です。技術屋も、大学を出てきたくらいでは使い物にならなので、一人前になるには金も時間もかかる。でも、技術開発しなければ、必ず沈んでいく・・・。

 ボクは日本という国がすごいと思うのは、日本語で研究することが容易で、行き着くところまで行けば、日本語でノーベル賞もとれるということです。
文系の方は気づかないかもしれませんが、これはすごいことなんです。だって、母国語で研究できるということは、研究者が多く存在できる、うらを返せば、日本は研究者がたくさんいるってことになるわけです。白衣を着ている人から、作業着の人までね。
で、この技術屋さんたちって、意外に表に出てこないんだよね~。こういう人たちが技術立国を支えているのではないでしょうかねえ。

 ボク的には、華々しい成果をあげつつある「はやぶさ」ですが、ここも事業仕分けとやらの対象になっていて、相当額の予算の削減を強いられたと記憶しています。大丈夫なんでしょうかねえ。
前記した「2位」の強弁した人も含めて、技術立国が「技術開発しない」っていっちゃだめだろ。と思いますです。

 苦しいときに、縮こまって様子を見ることは悪いことではありません。でも、縮こまったときに上を向いてないのは、次に伸び上がることはできません。
今、縮こまって下を向いているのではなかろうか・・・それとも・・・・
はやぶさ帰還を機に思うことなのであります。

 

 

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