SSブログ

山に入る [日常のあれこれ]

 25日はクリスマス・・・なんて実は言っている状況ではなくて、25日は酉の日なのであります。しかも今年最後の酉の日・・。

 いにしえより、師走の酉の日といえば、正月の松飾りの材料である、松を迎えに行くのがならわしであります。すくなくともボクの家ではそうなので、例年、酉の日に松を迎えにまいります。ちなみに、師走に入ってからいくつも酉の日はあったのですが、カゼなんぞをひいてましたから、こんな日になってしまいました。
とはいえ、例年こんな感じで、どたばたとしているのが現状ですがね・・・。

 そんなわけで、例年はすっかり雪景色の中で松を取るのが常なのですが、今年はどうしたことか雪がありません。そして、25日は北陸と東北で大荒れの天気にもかかわらず、我が家の近くは晴れておりました(雪は舞ってましたけど、さすがに)。

 

IMGP0836.JPG で、防寒装備に身を包み、ナタとのこぎりを持って軽トラックで出動いたします。
我が家から5分も走ると、林道に入ります。
これがいわゆる幹線林道でして、良く整備されていますです。

 

 

 

 

IMGP0843.JPG林道に入りますと、すぐに迎えてくれるのがこの看板でしてねえ~。なお、これの黄色バージョンもございまして、残念なことですが、まったく珍しい物ではございませんです・・・。もっとも、もう少し奥に入ると、こんな看板はありません。ある意味、生息していてあたりまえなのでね。

 

 

 

 

 実は、松飾りに使う松は、通称「三階の松」と申しまして、枝が3段に出ているものを用います。つまり、3年目の枝のことでして、若い松の木から採取することになります。販売されている物は、畑に松を植えておいて、小さいうちにばっさりと切られてきたものなのですが、山取はそういうわけにはいかないので、手頃な大きさの松の下枝で、3年くらい経過しているものを取ってくるのです。
ところが、松というのは、材木としての価値があまりないので、積極的に植林はされていないので、山で見られる松林レベルの大木から取るのは至難の業なのです。それに、松は明るい場所を好みますので、日陰ではろくな物になりませんからね。
そんなわけで、松飾りレベルを探すのは、日当たりの良い場所に、松林からこぼれた種から生えた若木となるわけです。
そして、この時期の松の枝だけは、誰の家の山から取ってきてもよいという風習になってまして、さらに言うなら、自分の家より高いところから取ってくることになっております。

IMGP0844.JPG

せっかくなので、幹線林道の最高到達点まで行きまして、採取してまいりました。

ちなみに、とってきたのはこれで全部です。松の枝が2本だけ、そして、それをくくりつける柱として雑木を2本。必要以上には取ってきませんよ。

 

 さて、せっかくなので採取場所での風景をご紹介しておきます。ここまで上ってくると、ちょっと景色が違う物ですから。

IMGP0841.JPG

群馬県ではおなじみということになっている赤城山です。ボクの住むとことでは、高いところに上がらないと赤城は見えないんですよね~。けっこう荒々しい感じがするでしょう?視界が良かったので、赤城の先の日光へ連なる山々が見えます。こういう角度で赤城を見ることは群馬県人でも新鮮かと思います。

IMGP0842.JPG

そして、この送電線の鉄塔の後ろにスキー場が見えマスでしょうか?ちなみに、これは玉原のスキー場でして、この時期に見えるというのは、なかなか無いので撮影しました。松を取っている間に見えなくなってしまいましたから、運が良かったですかね~。

 

この松は、たぶん、29日か30日に門松になります。今度はしめ縄をないませんといけません。ボクの家はたくさん必要でしてねえ・・・。やれやれ。

 

 

ブログランキングに参加しています。
バナーをクリックしていただくと、ボクの励みになります。
ポチッとご協力お願いします。↓↓↓
にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ にほんブログ村 釣りブログ 釣具ハンドメイドへ
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 2

凡人代表

どもども。
伝統を守ってますね。スバラシイ
何処から撮ったんでしょうか?
暮坂?大道の方かな?
どこかですれ違っているかもしれませんね。ガハハ
by 凡人代表 (2010-12-26 23:51) 

koba

コメントありがとうございます。

撮影場所ですが、もっと東の方向になります。
林業関係者か東京電力の方でもないと、来るようなところではないかもしれませんねえ~。

きっとニアミスしているのではないかなあ~。どこかで。
by koba (2010-12-27 21:53) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。