芸術の秋を語ってみる [戯れ言]
急に寒くなってきまして、まさに秋という感じがしてまいりました。
秋と言えばという枕詞がきますと、スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋・・・ベタですいませんね~。
そして、ゲージュツの秋でありますねえ。
ということで、告知です。 また、しばらくしたら詳しくしますが、まずは一発目であります。
11月12日(土)、13日(日)に、東京ビッグサイトにおきまして開催されます「デザインフェスタ vol.34」にkobaのこうばでは出展いたします。またもリールを展示します。それと端材を加工してちょこっと・・・。という予定であります。
えー、釣り関係のイベントではないので、リールはちょこっとお求めやすくしたいと思いますです。
このデザインフェスタですが、分類するとアート系のイベントになるんでしょうねえ~。
一口で説明するのは極めて困難なイベントですが・・・。描く人(書く人)、造る人、パフォーマンスをする人、あとは・・楽しんでいる人・・・たちが山ほど・・・・。
ボクがこのイベントに参加する理由はいくつかあります。一つにはお勉強でして、いろんな人の造っているモノを見て、話をして、刺激を受けつつ自分の「肥やし」にできればと思っています。
そして、一番重要なのは楽しむためですかねえ~。
本来ボクは人がいっぱいいるところは苦手な性格なのです。まあ、あの舞浜あたりの「夢の国」的なところは、「居場所がない感」にいつもさいなまれているのですがね、デザフェスは、割とね・・良い感じなのですよ。
で、ついでにフライフィッシングの普及活動を・・・・。デザフェスに来る人はフライを知らないだろうからね・・ 将来ボクのお客さんになるかも・・・。なんてね。
すっかり前置きが長くなってしまいましたが、ゲージツの秋ですからね。そのことについて、戯言を・・・。
ボクはゲージツがなんたるかなんてまったく意識していないのが現状でしてね。
そんなんですから、どこからがゲージツなのかなんて、まったくわからない・・考えたこともないです
なお、ボクは自分で造っているリールは「道具」だと思ってますよ。使ってなんぼのね。
日本では、昔から道具を芸術的なところまで高めてしまうという習性がありましてね。
そういったモノを「上手物(じょうてもの)」と言いまして、機能のみの品物の「下手物(げてもの)」と分けて考えていたそうです。
確かに、単純に食器で考えても、機能的には金属や樹脂のそれでも十分なわけです。むしろ、割れないからさらに機能的とも言えますね。でも、ボクはそんな食器でご飯を食べるのは嫌です。割れようが重かろうが、自分の好みの陶器を使います。当然、お値段などで妥協した品物ではあるのですが、気に入った・・・ものを使いますよね。
生活の中にちょっとだけムダ・・のようなものが入ってくると、なんだか気持ちが豊かになってくるように思えるのは、ボクだけでしょうか?
良い言葉が見つからないのですが、「余裕」とか「遊び心」とか・・・が入ってくると・・
ボクは、こういうのが「粋」とか「通」とかにつながってくるように思えるのですがね。
いつだったか、上野の科学博物館で縄文時代と弥生時代の企画展示をしていたことがありましてね。それを見に行ったのですよ。
縄文時代はかなり平和で、装飾品が多く出土して、土器にさえ装飾がほどこされていたのですが、弥生時代になると、簡素になり、装飾品の代わりに武器が出土するのだそうな。
ある意味、気持ちの「余裕」がないと・・・と考えさせられたりして・・。
さてさて、ボクのリール、いつか「上手物」と評されるようになってもらいたいものでありますねえ。
ということで、そこの粋なあなた・・・いかがですかな?
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