ハードラバー
あちこちから解禁の様子が入ってきてまして、シーズンが始まった感じがしてますねえ~。
でも、ボクはもうちょっとスタートするのは時間がかかります。
というのも「寒いから」なのでして、そして暖かくなってくると、今度は雪代が出ちゃってねえ・・。ということで、いつも解禁当初は創作活動していることが多いです。本当は、今時分にリールのオーダーが集中するってこともあるんですけどね。
なお、今週はいろいろありまして、職場の若い衆の祝儀だったり、作業的に狭間になってしまって、何をするにも中途半端な状況・・・
ということで、以前に仕入れておいたハードラバーをちょっと加工して、Model 441に合わせてみました。
まずはご覧いただきましょう。
いかがでしょうか?
はい、黒と朱のマーブル模様であります。
もう、1年以上前の話です。釣具とは縁のないところから情報をいただきまして見つけました。 みなさんの想像に難くないと思いますが、「あれみたいのが作れるかも」と思って、手に入れたことは否定しません。
そう、あれ、あれですよ。レイズドピラーのリールを作っているからには、あれを一度は・・・。ところがこのハードラバー、残念なことに材料代がめちゃくちゃかかります・・・。さて、どうしてやりましょうかね~このあと。
さて、ハードラバーですが、文字通りゴムです。 硫黄の量を多くして、堅く焼き固めたゴムなのです。 フライフィッシャーマン以外では「エボナイト」って言ったほうが通りが良いですね。
クラリネットとか、サックスのマウスピースとか、吹奏楽をしていたボクにとってはおなじみの素材なのであります。
ところが、エボナイトは加工から見た場合、困った素材です。 切削はたいして問題ないのですが、光らせるための工程が金属や樹脂と違って、特殊なんですね。そんでもって、すぐ曇り始めます。
で前記したとおり、硫黄がたくさん入ってますので・・・・まあ、ボク的にはあんまり自分の機械で加工したい素材ではないという事情があったりします。
おそらく、このマーブル模様もエボナイトでしょうから、光にあたったり、水に濡れたりすると・・・材料が2色ですからね~。黒一色のエボナイトよりは褪せるのが早いだろうなあ~・・・。なんていらん心配をしております。
がしかし、こういうプレートにしてしまうと、印象が強すぎるのでして・・・もう、行き着くところは「あれ」しかないってことになるような気がして、あまり楽しくないのでありましてね・・・ってことなら、しゃれでやってみる程度にしておこうか・・・。
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