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幻の?モデル・・未だ仕上がらず・・ [加工の話]

 暑さに脳みそをやられたのか、仕事中に突然、カリフォルニアドリーミンの一節が頭の中をよぎりましてねえ。バックアップしてあったHDDから音源をあさってみました。 ママスアンドパパスを久しぶりに聞きましたです。 このころは右と左でえらく違う音が出るので、ヘッドホンで聴くのは適さないですな・・。

それはともかく、聴きながらファイルを見ていたら、かつてのリールの写真が出てきました。

 

411.JPG

 

411です。これは、量産していたときの写真で、それなりの数があります。 見る人が見ると、企業秘密(ほどではないが)である加工方法の一部がばれちゃいますかね・・・(笑)。このころになると、技術的な部分でかなり安定してきているようで、自分のことながら安心して見られる風景です。

ところが、当然、そうはいかない時代もありましてねえ・・・。少しさかのぼります。

401a.JPG

2個作っているということと、細かい部分の形状や、加工の手順などを見ますと、401のプロトタイプの加工風景であると思われます。
ちょうどこのころは、レイズドピラーをどう加工したら良いのか、試行錯誤を繰り返していました。結局、サーキュラーテーブルで割り出しながら加工する加工手順も定まって、初めての量産品である401というモデルができたわけです。

実は、このころに思うところがありまして、夢中でレイズドピラーをやっつけていたのですが、この影で未だに仕上げられることがない不幸な作品も存在しています。

type_x.jpg


もしかしたら画像をご覧になった方もいるかもしれませんが、いわゆるボクダンっぽいワンピースフレームのリールです。ボクの特性上、2個あるということは量産を意識したプロトタイプであります。

フェイスプレートを見ていただきますと、パーフォレートの形状が401や411に良く似ていると思われることでしょう。このパーフォレートのデザインは、元来このリールのためのもので、自分でもびっくりするほどの量を設計していましてねえ~。
それから、この作品は意欲的でして、フットとフレームは勘合する仕様になっていたり、スプールもワンピースとしています。
情熱があふれているという点では、大いに今のボクも見習う必要がありますなあ~。

結局、ボクはレイズドピラーをやっつけることに力を注いで、このモデルを放置することになったのです。実のところ、ボクはこの選択を後悔していませんで、このおかげでパーフォレートを2モデルで採用することができたと考えています。無駄どころか、大いに役立っていると言っても良いかと・・。

とはいえ、これを仕上げたら良い感じになるように思えて葛藤しています。もちろん、今の目で設計を見直す必要はありますがね。なにしろ、まだこのころはネジを安定して入手することができませんでしたから。

あーどうしよう。かつてのボクの亡霊に悩まされるようになるとは・・・。
とりあえず、冬になったらできるかなあ・・・。

そうそう、一緒にロンソンのライターが写ってます。当時のボクの愛用品。ですが、すっかり使わなくても良くなりました。 禁煙してからけっこうたったら、どこにしまったか忘れちゃったよ。

 

 

 

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