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科学なアニメ [戯れ言]

 今日は寒かったね~。 事務所があまりに寒くて、ロッカーからパーカーを出して着てしまった・・。 ストーブもつけちゃったりして♪

 世の中では、冷房の温度を高く設定して~とか言っているが、ボクが働いているところといったら「夏は冷房、冬はすげー冷房」なのでしてね。ははは・・・・。

と、気温のことを語ったところで、温度の話をしてみたいと思います。

今日、帰宅すると、子供がテレビを見ていて、アニメを見ていたんですけどね。

かなりおちゃらけなアニメだったのですが、扱っている内容が「キュリー温度」。ボク的にはキュリー点と覚えてますが、内容は同じね。 たしか、キュリー夫人の旦那のほうの成果だったはず・・。

あまりボクはテレビに興味がないのですが、今回ばかりは、子供とキュリー点のことについて話す機会がありました。

ちなみに、このキュリー点ですが、モノが磁性を失う温度のことでしてね。鉄だと770℃なんですね。

ここまで温度が上がると、鉄は磁石につかなくなるわけ。

で、ボクのようなアマチュア金属加工屋さんにとっては、このキュリー点は知っていて損はないことなんですね。 というのは、刃物を炭素鋼で自作するときに、これを知っていると便利なのですよ。

正確に言うと面倒なことになるので、おもいきり割愛しますね。
バイトなどを炭素鋼で作るときに、焼き鈍しや焼き入れをしますが、この時に必要になるのは、品物の温度が800℃くらいになることが条件なんです。

その道のプロの方なら色を見て判断できる技を持っているのでしょうが・・・アマチュアでは、この温度まで上がっているのかどうかがわからない。

そこで、この焼き入れ可能となる変態点をどんな感じの色なのか知るのに、キュリー点を利用するんですね。 つまり、磁石を用意しておいて、赤熱した品物を、ちょこっと近づけてみるんですよ。磁石につかなくなったら、770℃になったのはわかるでしょ? その色を覚えておいて、あとは水とか油に「ジュン」ってやつですね。

アマチュアは、こういうことに工夫をしないと・・・なんてね。

実際は、火力が小さいと、中の方まで温度が上がっていないことが多いので、磁石につかなくなる頃には、表面が結構高い温度になってしまうことが多いので、ほどほどでやめるほうが良いですかね。 それから、磁石につけたとたんに冷えてしまうのと、フェライトの磁石の場合は、キュリー点が低くて(500℃くらいだった記憶が・・)磁石自体の磁性が・・・。

ま、参考程度ってことですかね。

ボクの旋盤の先生の一人は、元時計屋の職人さんでしてね。 バイトは火作りしていたとのことです。その方によると、もう、バイトを自分で作るなんて時計屋くらいしかいないとのこと・・。

すこし、さみしい感じがしました。

とはいえ、恐るべし、科学系のアニメ・・・。 

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